Veo 3 Fastはフル版のVeo 3ではない。その違いを正直に
Editlyの動画生成が使っているのは、GoogleのVeo 3ファミリーのうちVeo 3 Fastティアです。クリップ長の上限、16:9と9:16の画角、映像と同時に生成される音声——ここはフル版と同じ。譲っているのは難しいカットでの描写精度です。以下ではGoogleが公開している仕様、ここで1本作るときの実費、そして今なおVeo 3 Fastに届くルートを整理します。
Veo 3 FastとVeo 3、Veo 3.1 Fastの違い
同じ系列の3ティア。Googleのモデルカードが示す技術仕様はほぼ同一で、実際の分かれ目は価格、3.1で加わった編集系の操作、そしてどのエンドポイントが今も生きているかです。
Veo 3 | Veo 3 FastFast | Veo 3.1 Fast | |
|---|---|---|---|
| モデルが対応するクリップ長 | 4秒・6秒・8秒 | 4秒・6秒・8秒 | 4秒・6秒・8秒 |
| 出力解像度 | 720pまたは1080p | 720pまたは1080p | 720pまたは1080p |
| アスペクト比 | 16:9または9:16 | 16:9または9:16 | 16:9または9:16 |
| フレームレート | 24 fps | 24 fps | 24 fps |
| 映像と同時に音声を生成 | 対応 | 対応 | 対応 |
| Google定価(音声あり) | 1秒あたり$0.40 | 720pは1秒$0.10、1080pは$0.12 | 720pは1秒$0.10、1080pは$0.12 |
| Google定価(音声なし) | 1秒あたり$0.20 | 720pは1秒$0.08、1080pは$0.10 | 720pは1秒$0.08、1080pは$0.10 |
| 画像を先頭フレームに | 対応 | 対応 | 対応(先頭・最終フレーム指定も) |
| クリップ延長/参照画像 | いずれも非対応 | いずれも非対応 | いずれも対応 |
| Vertex AIのエンドポイント | veo-3.0-generate-001、2026年6月30日で提供終了 | veo-3.0-fast-generate-001、2026年6月30日で提供終了 | veo-3.1-fast-generate-001、現行 |
ここでVeo 3 Fastのクリップを作る手順
- 01
モデル一覧で Veo 3 を選ぶ
動画ジェネレーターを開き、モデル一覧から Veo 3 を選びます。この項目が Fast ティアで動きます。初期選択は Hailuo 2.3 なので、プロンプトを書く前に切り替えてください。そのままだと別のモデルの映像が返ってきます。
- 02
絵を書き、そのあと音を書く
プロンプト欄は最大5,000文字です。まず画面——被写体、レンズ、カメラの動き、光——を具体的に。次に現場のマイクが拾うはずの音を書きます。このモデルは音を後から乗せるのではなく、映像と同じ生成で作るからです。引用符でくくった一文はセリフとして扱われます。
- 03
画角と解像度を選ぶ
アスペクト比はプレーヤー向けの16:9とスマホ向けの9:16の2種類、解像度は720pと1080pの2種類。これはモデル側の上限で、当サイトの制限ではありません。実際に公開する画角のまま生成してください。横位置から縦を切り出すと、画面の大半を捨てることになります。
- 04
素材画像があれば添付する
フォームは1枚10MB未満の画像を2枚まで受け付けます。商品写真、キャラクター設定、ロケーションの一枚——手元の素材に生成を固定したいときに使います。テキストだけから作るなら空のままで構いません。
- 05
生成してMP4をダウンロード
1回あたり720pで330クレジット、1080pで360クレジット。クリップが届いた時点で差し引かれます。処理はキューで進むのでタブを開いたままにする必要はありません。戻ってくるのは音声をミックス済みのMP4です。
Veo 3 Fastというティアで実際に手に入るもの
音づくりが別工程ではなくなる
フル版の4分の1の価格
テキストからも、手持ちの画像からも
全フレームにSynthID
Veo 3 Fastに今も届くルート
多くのモデル紹介ページが省く部分です。Veo 3世代は2025年7月に提供が始まり、Googleはその後も先へ進んでいます。それぞれの入口が今どこにつながっているかを並べました。
Geminiアプリ | GoogleのAPI | Editly | |
|---|---|---|---|
| 実際に使えるモデル | GoogleはGemini Omniがアプリ内のVeoを置き換えるとしている | Veo 3.1とVeo 3.1 Lite。Veo 3のエンドポイントは提供終了 | Veo 3 Fastティアをそのまま |
| 始めるのに必要なもの | 有料のGoogle AIサブスクリプション | クラウドプロジェクト、請求設定、コード | メールアドレス1つ |
| 支払い方 | 月額。機能はプランと地域で異なる | 生成した映像の秒数ぶん | 1本ごとにクレジット。720pで330、1080pで360 |
| 触れる設定 | チャット入力欄 | リクエスト本文のすべて | プロンプト、アスペクト比、解像度、素材画像2枚 |
| ウォーターマーク | SynthID | SynthID | SynthID |
Veo 3 Fastについて、はっきり答えます
Googleのサブスクなしで、Veo 3 Fastを回す
プロンプトひとつ、アスペクト比ひとつ、解像度ひとつ。戻ってくるクリップには音がついています。クレジットはサイト内の他のモデルと共通の残高から引かれます。
